先日テーブルロックレイクで行われたバスマスターセントラルオープンの初戦は、厳しい寒波のバッドコンディションの中、エリートプロが最終日に逆転優勝という形で持って行くという結果で終了しましたね。
ついにウイニングパターン公開
優勝した現役エリートプロのマイク・マクレランドのパターンとは?

ウイニングパターンは、スレッドフィンシャッドというシャッドの群れを追いかけるスクーリングパターン
厳しい冷え込みにより、クランキングパターンは出たらデカイというリスキーなパターンがある中、王者のマイク・マクレランド選手の初日・2日目は、40〜50ft(約12〜15m)にいるバスと25〜32ft(約7m〜10m)にいるバスの攻略に成功し、ティンバーにサスペンドして留まっているバスを釣っていったそうで、3日目は、スティックベイトに持ち替えてスポッテッドバスでリミットを揃えたそうです。
キーは、ベイトのサイズにルアーを合わせたマッチザベイト


1/4oz(7g)のアンダースピンヘッド(画像上のジグヘッド、日本での呼び名はフィッシュヘッドスピンジグ)にキャベラスの3.4 FatSwimmer(画像上のワーム)をセットしてスローに釣って行ったそうです。
アンダースピンヘッドに関しては、あまり日本人の方は知らない人が多いと思うんですが、2年前の稀に見る大寒波の中で行われたバスマスタークラシックでケーシーアシュレイも投げて優勝しましたよね?
ローギアのリールで超スローに巻くのがキーでアメリカでは結構バスがスクールしている釣りでは、サスペンドバスに効果抜群なルアーとして知られている釣り方です。
上位入賞者のタックルを見る限りでも、結構投げていたプロは多かった模様です。

また、小さなシャッドの群れに遭遇した時は、ジグヘッドにミノー系のワーム、リアクションバイトには、ジャークベイトを使用した模様です。
8位入賞のリック・クランのパターンとは?

ラージトスモールが混在するエリアでキーになったのは、スピナーベイトを孤立したウッドカバーにぶつけること!?
今回、ホームの早春のテーブルロックレイク戦で使用したルアーは2個、スピナーベイトとジャークベイトを使用したそうです。(共に Luck E Strike社)
気になるのがこのスピナーベイト

本人曰く、3/4ozのホワイト・チャートリュースのスピナーベイトに4番のロングドロップブレードに、白のリングワームを装着したスピナーベイトなんですけど、残念ながらこれ以上詳しく書いていなかったです。
ボトムをゆっくりスローロールしながらティンバーに当ててリアクションで食わせる釣り方なんですかね〜??
他の上位入賞者のパターンは、ウィグルワートによるクランキングだったり、ジグヘッドの釣りやジャークベイト、ローカルなジギングスプーンな釣り等、結構似てる釣りが多かったですね。
結果的には、タイミングと場所なんでしょうか。
気になる日本人アングラーのパターンとは??
キムケンさんの場合
83位で終わったもののパターンはウイニングパターンと同じ!?!?
プラの段階では、クランキングやシャッドの群れを捕食しているスポッツのスクーリングフィッシュパターンも把握していたそうです。(真ん中のへの字とその下の線がバスです)
試合初日は、スクーリングフィッシュ狙いに行ったそうなんですが、38cmという絶妙なキーパー設定に悩まされて、ノンキーパーの嵐だったそうです。クランキングにシフトして、キーパー2匹という展開からスタートしました。
2日目もスクーリングフィッシュパターンに行ったそうで、バスのレンジに合わせてバリソン100SPやリューギの7gのプロとのジグヘッドにスイングインパクトの3.8でキーパー4本キャッチしたものの、無念の83位フィニッシュということでした。
イヨケンさんの場合
エリート昇格への鍵はスイムジグにハートテールのコンビによるビックフィッシュパターン!?
イヨケンさんもキムケンさんと同様にスクールのパターンを見つけていたそうなんですが、試合前に襲った寒波の影響で追えなくなったそうです。足が速いって言いますもんね。クランキングによるパターンも見つけている中、日米問わずスイムジグ+ゲーリーヤマモトのハートテールによるコンボでデカいラージを掛けたものの、寒波の影響でバイトが浅く、無念のジャンプオフだったそうです・・・。
そんなコンディションの中、サスペンドチューンを施したジャークベイト(リップフラッシュ)と5incセンコーによる沖のティンバーをバーチカルシェイキングが今回のメインパターンになったそうで、90位ということだったそうです。
アメリカの釣りって結構簡単に見えて、実は難しいんですよね。気候の変化が激しいからプラが全て水の泡になることもしばしある中”今”のバスに対してどうアジャストしていくか。
日米通して簡単じゃないことですが、今の魚を釣ることが出きる変化に対応できるプロはどこに行っても強いですよね
日本人選手の皆さん、お疲れさまでした。
画像はbassmasterよりお借りしています。
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